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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第19章 トッシー編(原作沿い)



(澪視点)






「……………あースッキリした。」


化粧を落として着替えれば、
いつも通りの自分に戻る。



今日の服装はホットパンツだった。

足は出しまくっているとはいえ、
ズボンはズボン。

下から覗かれることもなく、
無事終わることが出来てホッとした。



今回の服装は、
お通ちゃんのファンっぽく、
かつオタクを釣れる有名な
キャラクターの女装をしようと思い、
オタク共にお願いした。

色々審議した結果、
このような服になったという。


もっと過激な服が来ると思ったが、
副長がなんとなくそちらの方向に
手配してくれたようで、
俺も安心して女装をすることが出来た。



「……………ん、いつも通り。」



手洗い場の前に行くと、
地味な男の自分が写る。

着流しも地味な紺色。

傍から見たら、ただの一般人だ。




先程脚光を浴びていた『彼女』とは
全く違う。






『超可愛いでござる!!
やっぱり澪子氏は女の子として
生きるべきだ!!!』




「……………。」




一瞬だけ、鏡にトッシーの顔が写って、
消えた。




トッシーとはもう、会えないのか。



そう思うと、なんだか心残りな気がする。




「澪、着替えた?
副長がそろそろ帰るぞって、」



俺は、トッシーが消えるための
手伝いをしているのに
どうしてトッシーの事なんかを
考えるんだろう………。







「ごめん、今、行くから。」




退に返事をして、俺は厠を出た。





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