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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第19章 トッシー編(原作沿い)





周りに溶け込む地味さで
密偵をやっている俺とは違い、
澪はこの変装の技術で密偵の依頼を
やりこなしてきたんだろう。


同じ密偵とはいえ、
俺とは全く違うやり方に
ある種尊敬の念を感じる。



「俺……じゃなかった。
僕はお通ちゃんのファンになり、
澪子ちゃんと一緒に
公式ファンクラブを目指す事に決めた。
君達も共に行こうではないか!!
お通ちゃんの公式ファンクラブになって、
オタクとしての勲章を勝ち取るんだ!!」



「オオオオオオオ!!!」


副長の呼び掛けに皆が拳をあげて賛同する。

副長の話術の賜物でもあるが、
澪の呼び込みの効果も多いに大きい。


オタク達は副長の言葉に引き込まれていき、
次々へと公式ファンクラブを目指すことを
決意していく。




今回は初めての決起集会だったが、
俺達はオタク達を十分に熱狂させて、
人手を得ることが出来、
作戦は大成功に終わった。










「…………ふぅ。」

「澪、お水飲む?」

「ありがと………。」



澪はひと息ついて椅子に座る。
オフ会は無事終わり、オタク達は
それぞれ帰っていき、
この場にいるのは俺達だけだ。

水の入ったペットボトルを渡すと、
澪はゴクゴクと飲み干した。


「………ぷはっ……疲れた……。」


「………うん、お疲れ。」


「うぃー……。」


先程のキャピキャピしたオーラとか、
女の子っぽい振る舞いとか、
可愛い顔つきが
プチンと糸が切れたようになくなる。


澪はテーブルにカツラを置いて
壁にもたれかかる。

汗ばんだ黒い髪がするすると落ちて
澪の頬に張り付いていた。


壁にもたれかかる澪は
いつも通りの顔だった。





「……………。」

副長がそれを横目で見ながら
黙ってソファーに座った。



「……さて、と。俺着替えてきます。」


着流しと化粧落としを持って
澪はスタスタと部屋を出ていった。
トイレで着替えるつもりみたいだ。




でも、こういう時って……




男性用トイレに入るか女性用トイレ入るか
迷うなって僕は思いました。
(作文)





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