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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第19章 トッシー編(原作沿い)







「…そう……ですか。」



オタク達を急遽解散させて、
澪のために
ここにいた理由をあらかた説明すると
澪は眉を下げて頷いた。


「………で、勲章があれば、
トッシーはそれで満足だっ
言ってるんですか?」


「………ああ。あと、最後をお前に
看取って貰いたいとか
馬鹿げた事を抜かしていた。」


「………お…俺に……。」


澪にも思う事があるのか、
目線を落とす。

………やっぱり、今回の件は澪にも
手伝ってもらった方がいいと思う。

おそらくトッシーは
澪に恋心を抱いている。



……だからトッシーのためにも、最後くらい
澪の傍に居させてやりたい。








「…………副長、やっぱり
澪にも手伝ってもらった方が
いいんじゃないですか……?」




「…………………あぁ?」




「……さっきも、
オタク達、皆澪の事
凄い目で見てたし……。あの様子だったら
人手もすぐに集まりますよ。」



副長は黙ったまま煙草をふかす。
副長、結構頑固だからなぁ。
駄目かもしれないけど一応続ける。


「……澪はどう?」



「………お、俺は……その………。
み、見られるだけなら平気だよ。
でもさっきみたいに詰め寄られるのは嫌だ。
退が……奴等を止めてくれるなら……
やっても…いい…かな。」




澪は俺をチラチラと見て言う。

最後の方はボソボソ喋っていたが
大方同意でいいらしい。


「………じゃあ俺がまたマネージャーやって
奴等には触れさせないようにすればいい?」


「………うん。」






澪はこくりと頷く。
あとは副長の許可だけだ。


「わかった。」

澪に返事をしてから、
副長の顔を見る。
副長は俯いてタバコの煙を吐く。




「…………お前がいいんなら、
俺は構わねぇよ。」




「………!」


澪の俯いていた顔が上がる。
副長がちらりと
俺の後ろにいる澪を見て、
俺に視線を戻した。



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