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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第19章 トッシー編(原作沿い)






(山崎視点)








「……ま、ま、マネージャー?」


店の予約の電話をして帰ってきたら、
何故かそこに澪がいて、
気付いたら澪をオタク達から
庇うように立っていた。



「……俺が………澪の?」


全く状況が掴めない。
副長は俺達とオタクを交互に見ながら
冷や汗を垂らして固まっているし、
澪は俺の肩を掴んだまま
震えている。




「そ、そうだ!
ま、ま、マネージャーなんだぞ!!
俺に無闇に近付いたら、
退が許さないんだからね!」




澪の声は少し上擦っていた。

真選組で見せている怖いもの知らずの
澪の姿とは違う。

まるで蛇に睨まれた小動物のようだ。




「………そうだよね?退?」



澪が俺の目を盗み見る。
俺の後ろに隠れるように屈んでいるせいか、
下から目線になり、潤んだ瞳が俺を見つめた。



「……あ…うん。まぁ………。」


その視線を遮る事ができず、
一応同意する。


「……ま、マネージャー………。」


「そっかぁ……澪子ちゃんにも
マネージャーが…。」

「それだけ澪子ちゃんにも
人気が出たってコト……?」


「僕はトッシーがマネージャーだと
ばかり思っていたけど、違うんだねぇ……」


オタク達がボソボソとそれぞれ呟いて
固まっている。






その隙に澪を連れて
副長の元へと行く。

副長ははぁ、とため息をついて
澪を目で追った。


「ちょ…副長!どういう事ですか。
澪は口止めするんじゃ
なかったんですか?」



今回、副長がこのイベントにわざわざ来たのは
今度寺門通の公式ファンクラブを
決めるためのイベントに参加するためだった。


副長はトッシーの人格を消すために
オタクの称号となる物を探し、
これに行き着いたのである。


俺はトッシーと1番深い関係を持つ
澪に協力を依頼しようとしたが、

副長が澪にこの事を知らせるなと
強く口止めされてしまい
結局俺と副長だけでこのイベントへの
作戦を練り、とりあえずオタクを
味方につける作戦を
実行していたのだけど……。


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