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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第19章 トッシー編(原作沿い)



(銀時視点)








「はぁー、今日も働いたぜ。」

「結構疲れましたね。」

「私、お腹減ったアル。
銀ちゃん、夕飯は何アルか?」

「今日の夕飯の当番はお前だろーが。
……ってことはまた卵かけご飯かよ…
はぁ…。」



仕事を終えて帰路に着く。
大工の手伝いの仕事は腰が痛ェぜ。

スナックお登勢の前を通ると、
誰かが出てきた。


「銀時様。」

「……あれ、たまさんじゃないですか。
どうしたんです?」


「皆様のお声が聞こえたものですから。」


「……今日は、家賃持ち合わせてねぇぞ。」


俺がそう言い放つと、
たまは首を振った。


「今日はその件で参ったわけでは
ありません。」


淡々と喋るたまは戦闘態勢じゃない。
戦闘用のデッキブラシも持ってないし。

俺を見て、たまは機械的に喋る。


「弟様がお待ちでございます。」


「弟ォ?俺はそんな奴知らねぇぞ。」


「…………そうでしょうか?」


ガラガラ、とたまがスナックお登勢の扉を
開けると、カウンターに突っ伏す黒髪が見えた





「うへぇ………もう飲めない……ってェ…」


「馬鹿だねェ……。
男ならシャキッとしないとだめだろ?
ほら、これはあたしの奢りだよ。
さっさと飲みな。」



「う……お登勢さん、厳しい……。」






「彼をご存知ないのですか?」


ババアに酒を注がれているのは
俺の旧友だった。





「ああ、銀時かい。遅かったねぇ。
もう出来上がっちまったよ。」



「………いや、ソイツ
弟じゃねぇんだけど………。」















「ぎんとき………ヒック!
やっと、来たな……ばかぁ……。」

カウンターに寄ると、澪は
焼酎のロックを片手に項垂れていた。


「馬鹿はてめぇだ。
こんなに飲んで…何してやがる。
あ、ババア。ハイボール1つ。あと枝豆。」

「私ご飯大盛りと漬物をヨロシクアル。」


俺達が注文をすると、
お登勢さんの眉間にシワが寄る。


「待ちな、お前達……。
金はあるのかい?」



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