第19章 トッシー編(原作沿い)
「そ、そんな事………。」
「あるでしょうが!!
…上司に副長命令だとか言って
無理矢理女装させられて写真撮られて
トイレで上司のオカズにされる
俺の気持ちが分かりますか!?
え!?マジで!!!分かりますか!!?
最悪ですよ!胸糞悪いんですよ!!」
「………………うぅ……澪子氏ィ……」
「あと退は友達なんで。
勝手に浮気相手にしてもらったら
困るんですけど。
俺の交友関係にまで
関わってこないでもらえますか?
っていうかもう俺に
関わってこないでください。
すっごい気持ち悪いので。」
澪は副長の前に仁王立ちして
ひたすら淡々と喋っている。
ああ……良かった。副長との仲は
誤解だったんだ。
…………ちょっとだけ、安心した。
「…………………。」
副長が澪の言葉に俯いて。
少しの間のあと、澪に呟いた。
「澪子氏………。
僕、久しぶりに君に会ったから
なんか、興奮して、たっ……」
「…………ごぉらあああああ!」
澪は
副長が何かいう前に蹴り飛ばした。
「いい加減にしろォオオオオ!!!」
「ぎ、ぎ、ぎゃああああああああ!!」
澪は副長の馬乗りになって
殴りつけ、
副長はされるがままにされていた。
……誤解だったのは良かったけど
なんかやる気無くすわ…。
鬼の副長がああも簡単に
殴られてるところを見ると………。
他の隊士もそう思ったらしく、
殴られる様子を苦笑いで傍観していた。