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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第18章 柳生九兵衛生誕祭編(原作沿い)





「………おのれェェエ………」



参加者の顔がみるみる怒りで赤くなる。
参加者の一人が持っていたグラスを
思い切り床に叩きつけた。


「興が冷めたわァ!!」



「覚えておれ!!名門柳生家とて
調子に乗っていられるのも今のうちよ!
我等の力なしではいずれ
零落していこうて!!」



参加者が俺の開けた障子から次々に出ていく。
大御所達は腹を立てた様子で出て行った。

……こんなこと、前代未聞だ。




大御所達が出て行った後、
周りには食器が散乱し、椅子は倒れ
客間はぐちゃぐちゃだ。

そんな中で、新八が東城に頭を下げた。


「すいません!!
僕らをかばったせいでこんなことに…」


「いえいえ、かばったなど滅相もない。」


「………!」


新八が顔を上げる。





俺も襖を閉めて、東城の元に歩いた。



「そうそう。お前らは気にすんなって。
な?東城?」


「………何ですか?その目は。」


俺は東城の肩を叩き、にやりと笑った。




「今回の生誕祭の責任は
全て東城にあるしさ。
俺は、若の護衛だから関係無し!」



俺が銀時の元へスキップすると、
その後ろを若が歩く。

若も去り際に東城にぼそりと呟いた。


「………お父様に叱られても
僕は知らんからな。」


東城の顔がピキリと音を立てて凍りついた。









さてと、仕事も終わったし、
飯でも食うか!!


「銀時ー!小太郎ー!
餃子の早食い競争やろうぜ!」


「馬鹿者。俺は人生ゲームをするぞ。
誕生日ファイターとしてのしきたりを
守らねばならぬのでな。」



「誕生日ファイター?なんだよそれ……」


「澪、ワタシと勝負するネ。
絶対負けないアルヨ」


「いや無理無理。俺、絶対勝てない。」




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