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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第18章 柳生九兵衛生誕祭編(原作沿い)



東城と別れ、自室に入り指を鳴らすと、
天井に隠れていた隠密が降りてくる。


「はっ………」

「とりあえず招待状は俺が用意するよ…
あと、小太郎と長谷川さんの居場所、
お願いしてもいい?」


「承知いたしました。」

隠密は俺にお辞儀をして去っていく。



これでよし。

居場所さえ分かれば、後は出すだけだ。




………さてと。銀時達、なんて書けば
若の生誕祭がいかに盛大に行われるか
分かるかな………。

小太郎もいるし……このメンバー、
ちょっと心配だなぁ………。



















「…明日、仕事を休みにした?」

「うん。だから、明日は
家でゆっくりしようかと思って。」


「…そうなのか、珍しいな、
澪が理由もなく休むなんて。」


「…はは、そんなことないよ。」


若に疑われないように笑って誤魔化す。
今日は4月19日、夜の22時前。
俺は若の部屋で寝る前の談笑を楽しんでいた。





ついに明日が若の生誕祭………。


隠密隊に俺の書いた招待状を渡し、
銀時達に配ってもらった。



ちゃんと、招待状の最後に、

『誕生日会に相応しい行動をお願い致します』

って書いておいたし、大丈夫だよね。





「ならば、明日は
手合わせの時間、あるかい?」


「え?………ああ、まぁ少しなら……。」


「そうか。楽しみだ。」


若がにこりと笑う。
手合わせか……。
明日、どのくらいできるかは分からないな…
ごめんね、若。



「若、そろそろ就寝時間だよ。」

「ああ、もうこんな時間か………。」


時計は22:00を指していた。
若が布団に入り、眼帯を取る。

それを俺が受け取って、枕元に置いてある
小物入れ用の盆の上に置いた。


「……じゃあまた明日…な、澪。」


「……うん。」


若が目を閉じるのを合図に電気を消して、
優しく若の頭を撫でた。












「……………おやすみ、若。」

頭を撫で続けて少しすると、
若から規則正しい寝息が聞こえてくる。


なるべく若を起こさないよう、
足音を立てずに部屋を出た。



さぁ、そろそろ、俺も
明日の準備手伝わないと。







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