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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第16章 ドライバー編(原作沿い)






「なんだか可哀想だったんで、
合法的にするために
局長を捕まえる仕事と家まで付いてくるのを
交換条件で出したんですよ。」


「………で、その条件を終兄さんは
飲んだってことかィ?」

「はい。」

「あのヤロー…友達通り越して
骨抜きにされてんじゃねぇか…」


「……骨抜き?誰がですか?」


「ああ、いや、悪い。こっちの話だ。」


煙草の煙が局長室を舞う。
副長は呆れたようにため息をついた。


「………………。」

「やめて!終!おろしてくれ!
嫌だ!俺はお妙さんの所に
行くんだァァアア!」



「あ、ありがとうございます。斉藤隊長。」


斉藤隊長は手足を縛った局長を下ろし、
最後にぺこりとお辞儀をすると
部屋を出ていく。

斉藤隊長がいい人で本当に助かった。



「局長、まだ1回目だからいいですけど、
次やったら逆さ吊りにしますからね。」


「ううっ、澪君の馬鹿!
悪魔!人でなし!!」

「なんとでもどうぞ。
反省したら手だけ解いてあげるんで、
仕事してください。」


「うううっ……くそおおおおっ!
トシ!総悟!見てないで助けてくれよォオ!」


「うわぁ…ありゃあ鬼でさァ。
俺ほどじゃねぇですがねィ。」

「……ったく。神崎、死なねぇ程度にな」

「分かってます。」


副長と沖田隊長は局長を見捨てて出ていく。


「あああああ待って!トシ!総悟ォオオ!」


局長が呼びかけるが、無視だ。
障子が閉まり、また俺と局長だけの
空間になる。


「はぁ……ぐすっ…こ、こんなハズじゃ…
こんなハズじゃなかったのにィイイイ!!」

「…局長、うるさいですよ。
また斉藤隊長呼びましょうか?
逆さ吊りにしてもいいんですよ?」

「……嫌だ…それだけはやめてっ」

「ならまずは反省してください。
話はそれからです。」


「…………うぅ、ハイ……。」




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