第3章 過去編
ヅラと一緒に、万事屋銀ちゃんの
看板のある自宅に到着した。
「本当なのか?
澪が生きていたなど、有り得ぬ。
澪の飛び降りたという崖は何度も見に行ったが
下は川の急流…打ちどころが良くても
溺れ死ぬような所だった。」
「んなこと言ったって、
会ったもんは会ったんだから
生きのびたんだろ、そっから。」
ガラガラと自宅の扉を開ける。
神楽と新八は用があるからと
追い出しておいたので家の中は真っ暗だ。
「もしかしたら偽物という可能性も…」
「ねぇって、そんなの。」
「しかしだな、銀時……」
疑い深いヅラを無視して、
いつもの居間に入る。
ガラガラと開けると、目の前に何かが写った。
「偽物?俺の偽物なんてよっぽど物好きだな」
それは、逆さに吊るされた、澪の生首だった
「「ギャアアアアアア!!」」