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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第14章 真選組厠編(原作沿い)








「…ってことは、お前ん家の厠は
センサー式だって言いたいのか?」


「いえ、普通の蛇口ですけど。」


「ほら見ろ。却下だ。」

副長がふざけたことを、と首を振る。
しかし、隈無さんは引き下がらない。

「待ってください副長!
いいですか?柳生家と真選組では
設備以前に清潔かどうかが違うのですよ。」


「あん?どーゆーことだ。」



「…いいですか?神崎さん。
私の質問に正直に答えてください。」


隈無さんが私に向き合って言う。
眼力というか顔が怖い。
………あと、隈無さんなんで
額に絆創膏貼ってるのかな…。


「柳生家の厠と真選組の厠、
どっちが綺麗ですか?」


「……………へっ?」


すっごい直球な質問ぶつけてきたァァァァ!


「……あー…いや、その。
そんな、環境も使ってる人数も
違うのにそんな事…」


「いいえ!一切関係ありません!
貴方の率直な意見を聞かせてください。
どちらが綺麗ですか!?」


隈無さんのつぶらな瞳が俺を突き刺す。
に、逃げられない…………。



「…………えっと…………柳生家、です。」



俺がおずおずと言うと、
副長の手が一瞬止まった。


「…で、貴方は真選組の厠を使うにあたって
特別していることはなんですか!!?」


また思い切り詰め寄られて、
後ずさりするものの
相手がまた同じ距離だけ寄ってくる。




「……厠行ったらウェッティで手拭いてます」


「それは何故ですか!!?」


「と、東城にそんな汚い厠使うと間接的に
若がけがされるって言われて…。」


「他人は関係ない。
君の意見を聞かせてくれないでしょうか!?」








「その…俺も…ちょっと…汚いなって
思います………。」





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