イケメン戦国 家康三成メイン書庫(記念小説等例外有)◆R18
第3章 甘い世界に何度でも 〈石田三成〉
―――翌日。
は足腰が言うことをきかず、珍しく三成に文句を言った。
「あ、あんなにするなんて駄目だよ!」
「すみません、様があまりに愛らしくて……夢中になってしまいました」
「……ど、読書じゃないんだから……流石に限度があるよ」
「読書?……思ったのですが、頑張れば、3日は続けられる気がします!今度試してみましょうか」
「私が持たないよっ!」
「怒っていらっしゃるのですか?すみません……怒った顔も、可愛らしい」
「…………っ!」
微笑を溢し、少し頬を染めて、照れながらそう三成に告げられると、結局怒れなくなってしまう。
(何か……今だけ家康の気持ちが分かる気がする……)
どんなに怒っても、三成には通じない。
全て甘くかわされて、何とも胸の内がモヤモヤするであった。
END(次ページあとがき)