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イケメン戦国 家康三成メイン書庫(記念小説等例外有)◆R18

第44章 魔王な部長の溺愛・続(現パロ・信長)




「……まだ飲むのか?」

「ひゃい!」


夕食が終わり、二人は場所を移動してソファーに座っていた。ソファーに合う少し低めのテーブルの上には、チーズや生ハム、高そうなお菓子等が並べられ、それらをつまみに家飲みを続行していたのだが……
はそれほどお酒に強くなく、だいぶ出来上がっていた。織田部長は自分とのグラスに甘口の白ワインを注いでから、にちょいちょいと手招きをする。


「なんれしょう?」

「いいからこちらに来い」

「?」


言われるがままに立ち上がって近付けば、グイッと腰を引かれて視界が揺れた。が「ひゃあ?!」と情けない声を上げるけれど、織田部長はお構い無しにを後ろから抱き締める。


「おおお、織田部長?!な、なにを……?!」

「気にするな。残業を頑張った貴様を労っているだけだ」

「いや、気にするれしょ?!」

「……嫌なのか?」

「っ?!」


ぎゅっと逞しい腕に閉じ込められて、耳元で低く囁かれたら、もう駄目だった。


(ななななにこれぇぇぇ?!こ、腰砕けちゃうよぉぉぉ!!)


織田部長の吐息が耳にかかり、ゾクリと震えてしまう。は耳から首筋まで真っ赤に染まり、もうお酒どころではない。頭の中は混乱し過ぎてショート寸前だ。


「嫌なのかと訊いている」

「い……嫌じゃ、ない……ですけど」

「であれば問題ないな」

「ひぅ?!ちょ、耳っ!耳、やらぁ!」


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