イケメン戦国 家康三成メイン書庫(記念小説等例外有)◆R18
第39章 彼と彼女の攻防戦・続(現パロ・家康)
「、鍵どこ?」
「ううーん、ご飯美味しかったあ」
「……この酔っぱらい。鍵!あんたの家の鍵は?」
「ポッケの中れすっ」
「……ポケットね」
とあるアパート。
そこの玄関扉の前で、のポケットを探る家康。二人は仕事終わりに居酒屋で飲んでいたのだが、が酔っぱらってしまった為、家康が肩を貸しつつを家まで送り届けに来たのだ。
目当ての物を見付けて、ガチャリと鍵を開け、玄関に足を踏み入れる。
「靴、脱いで。脱げる?」
「あい」
が靴をポイポイと脱ぎ捨てるのを見届けて、寝室へと足を進める。の住む部屋の間取りは1DK。玄関入ってすぐにダイニングキッチンがあり、右奥に見える扉の先が寝室だ。
家康はを優しくベッドに寝かせて、ふぅと息を吐いた。
「さてと、俺はもう帰るからね。戸締まりはちゃんと………」
そこまで言って、はたと気付いた。
(え。この人、戸締まり出来んの?)