• テキストサイズ

イケメン戦国 家康三成メイン書庫(記念小説等例外有)◆R18

第37章 あんたが望むなら エピ <徳川家康>




―――ああ。

欲しくて欲しくて堪らない。
がこんなにも悶え、乱れてくれるなんて。


「ねぇ、。……何が欲しい?」


家康は熱っぽい声で、そっと訊いてみる。
耳へ直接、その声音を流し込みながら、の花芽と蜜壺を弄くり回しながら。
恥ずかしい卑猥な水音を、わざと聞こえるようにしつつ、の可愛らしい唇から紡がれる言葉を待つ。


……あんなに、気持ちに蓋をしようと頑張っていたのに。
一度想いが通じてしまえば、それのなんと甘いことか。

は、つい先日までの己の気持ちを思い出しつつ、その甘過ぎる程の誘惑に、もはや成す術がなかった。

家康が欲しくて欲しくて堪らない。
そうしてそれは、家康も一緒で……


の滲んだ瞳から、いくつもいくつも透明な雫が零れ落ちる。
情欲の孕んだ視線が交ざり合い、その想いを口にした。


「……欲しい、よ。……家康が、欲しいの……っ」

「……!」


プツリ。
その時、家康は自分の中で糸が切れるような音を、確かに聞いた。


/ 373ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp