イケメン戦国 家康三成メイン書庫(記念小説等例外有)◆R18
第29章 極悪の何でも券 〈幸村Ver〉
もしもから
『何でも券』を貰ったら――……
【極悪の何でも券・幸村Ver】
『幸村!』
『?お前、朝から元気だなー』
安土城下にある市場。
この市場で、真田幸村は潜入調査の為に、ここで行商をやっている。
幸村が商品を並べていると、が息を切らしながら走り寄ってきた。
『こんなに早くからお使いか?それともそんなに暇なのか?』
『違うよ!あのね、幸村にコレあげる』
『ん?……なんだ?この紙切れ』
『何でも券だよ!ほら、一応……この間助けてくれたでしょ?だから、そのお礼』
『ばーか。気にすることねーって言っただろ?でも、何でも券って……』
『店番でもお使いでも、何でもするよ!幸村のお願い、ひとつだけ何でもしてあげる!』
『なっ……』
の答えに、幸村はボンッと顔を一気に真っ赤にさせて、眉間に皺を寄せた。
『おまっ……本当にばっかじゃねえの?!何でもする券とか、駄目に決まってんだろっ!!』
『ひゃっ!……そ、そんなに怒らなくたっていいじゃない!私はお礼のつもりで……』
『礼なんていらねーよ!!』
『~~~っ』
『あっ……』