イケメン戦国 家康三成メイン書庫(記念小説等例外有)◆R18
第28章 極悪の何でも券 〈政宗Ver〉
もしもから
『何でも券』を貰ったら――……
【極悪の何でも券・政宗Ver】
『へえ、何でも券ね。……頼み事は本当に何でもいいんだな?』
『う、うん。出来る範囲でだけど』
がそう答えると、お礼にと何でも券を受け取った政宗が、ニヤリと笑みを溢した。
『お前、やっぱ馬鹿だろ』
『なっ……』
『こんな危ない券、俺に寄越すなんてな。……だが、最高の贈り物だ』
『……っ。まさ、むね……?』
ぐいぐい詰め寄ってくる政宗に気圧され、はあっという間に壁際へ追い込まれる。
そして、政宗が耳元で囁いた。
『今すぐに使う。……お前から俺に口付けをしろ』
『な、なに、言って……』
『こんな可愛いもん、俺に寄越したんだ。責任取って口付けろと言ってる』
『私は、出来る範囲って……っ』
『出来るだろ?頬でも鼻でも、どこでもいい。ほら、早くしろ』
『~~~っ』
は恥ずかしい気持ちを抑え、政宗の頬に軽く触れるだけの口付けをした。
だが……
勿論、政宗がそれだけで満足する訳なかった。
その後、政宗から熱く濃厚な口付けを貰い受ける事となるのは、言うまでもないだろう。
終わり☆(次ページ小休止)