イケメン戦国 家康三成メイン書庫(記念小説等例外有)◆R18
第17章 嫉妬は蜜の味〈徳川家康〉
お互いに求めるような口付けを繰り返し、甘い水音を響かせていく。
その間に、家康がの帯を解き、着物を肌蹴させるが、は抵抗しなかった。
家康が欲しくて、堪らなかったからだ。
そうして、それは家康も同じ。
家康も、が欲しくて堪らなくなっていた。
優しい口付けから、だんだんと深く濃厚な口付けに変わり、幾度も角度を変えて、夢中で貪り続ける。
やがて、互いの着物が意味を成さなくなった頃、家康が漸く唇を離した。
「はぁ……はぁ……」
「……口付けだけで、蕩けた顔してる。早く、他も欲しい?」
「いえ、やす……っ……私……」
「欲しいなら、おねだりしてよ。が望む事、全部してあげる」
「おねだり……?」
恥ずかしくて、一瞬躊躇うだが……
目を細めた家康が、そっと触れるか触れないかの絶妙な加減で、の躰に手を這わせていくと、それだけでビクビクッと躰が跳ね、驚く程に感じてしまう。
「やっ!あぁっ!」
「……軽く触っただけなのに、そんなに感じるの?」
「待って……刺激、が……!」