第25章 ウィンターカップ〜桐皇VS誠凛〜前編
赤司「行き場所は分かりますか?」
「さぁ…どこ行くの?って聞いても笑ってすぐ帰って来るからって言って行っちゃったわ…」
すぐ帰って来る
だけどケータイは繋がらない
もどかしい気持ちをぶつける訳にも行かずギュッと拳を固く握り締めた
赤司「ありがとうございました」
何処に行ったんだ…
どれだけ探しても見つからなかった
『おーい、キャプテンがそんな顔してるなよ?』
バッと振り返ってもそこにはの姿はなかった
『征十郎は背負いすぎなんだよ。周りにもっと頼れよ?』
優しい言葉を掛けてくれた彼女はいない