第22章 木吉と少女の出会い
早く帰らなきゃ…!
お母さんに会いたい…
急ぐ気持ちとは裏腹に足が縺れて転ける
ズタボロになりながらも家に着くと泣き崩れてる母の姿
『お母さん…?』
「ゴメンね…。お父さんが出てっちゃった…お母さんの所為ね」
泣きながら私の髪を優しく撫でる母の優しさに私も泣けた
『私の所為…?私が許嫁と仲良くしなかったから…』
「違う…!違うわ!にはとして生きて欲しいの…!だからの所為じゃない…!」
私を抱きしめて母はそう言ってくれた…。
その次の日から体が弱いのに母は体に鞭打って働いていた