第22章 木吉と少女の出会い
だけど──…
「あなた…なんて事を!」
「煩い!もう決めた事だ!」
「そんなの未来を勝手に決めるなんて!」
珍しく母と父が口喧嘩をしていた
怖くなった私は静かに家を出てストリートバスケをしていた
木吉「どうしたの?」
私が振り返ると鉄平がいた
『っ…何でもない!アンタには関係ない!』
木吉「バスケ好きなの?」
私がいくら遠ざけても鬱陶しいくらいに引っ付いてきた
『なんで付いてくるの!』
木吉「えー?一緒に遊ぼうよ」
『私は1人で遊びたいの!』
家族から、知り合いから、そして私の父から愛されてる鉄平に凄い嫌悪感と羨ましさがあった