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バスケと男勝り少女
第13章 少女の過去
大輝と別れてから少しあの日の事を思い出す
─────
───
─
『はぁ!?転校!?』
「あぁ…実は…仕事が長引きそうでな…俺と一緒に行かないか?お前は家の大事な跡取りだ」
真剣な目で父に言われた
『いや、だからって…!』
「お前には悪いと思うが…向こうにはお前の許嫁もいるんだ」
『許嫁って!?初めて聞いたよ!』
許嫁に転校?
しかも転校先に許嫁がいる?
『何その冗談…笑えないんだけど』
「冗談じゃない」
父は冗談が嫌いなタイプ
だけど、今の私には冗談であって欲しかった
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