第35章 最終章
『ねぇ…私のことが本当に好きなの?』
ザァァァッと風が吹いて、の髪を弄ぶ
氷室「え…」
『…私が他の人と仲良いからそう思ってるだけじゃないの?』
あぁ…イラつく
氷室「っ!勝手な事言うな!俺はお前が好きでどうしようもないんだ!」
『……!ちょっ…』
ギュッと強く抱き締めると驚いた様に離れようとする
猫だな…やっぱり
氷室「お前には分からないだろうな。この気持ちは」
『っ……!ごめ…悪かったから…!』
グイグイと体を離そうとする
『私が悪かったから…!』
必死に言うの声は少し震えていた