第35章 最終章
花宮「この状況で眠るとか…何されても文句言えねーぞ」
そう言って再び顔を近づけようとすると、の目から涙が出ていた
『お……さ…ん…』
静かに流れ落ちる涙を拭う
"お母さん"確かにそう言った
父とのわだかまり、母との死別
そして家と言うあまりにも大き過ぎる物
花宮「今日だけだからな」
そう今日だけ特別だ
俺が優しくするのも、肩を貸すことも
『ご……ん…さい』
"ごめんなさい"
泣きながら謝るの頭を少し撫でる
花宮「お前が謝る事ねーよ…」
頭を撫でると一雫の涙が零れた
そのまま部屋に運び寝かせた
花宮 side終