第35章 最終章
花宮「お前なんかとっととアメリカにでもなんでも行けばいいんだよ!」
『言われなくても行きますよーだ!』
言いたいことが出てこず、代わりに言いたくないことが出てくる
花宮「チッ…胸糞悪ぃ」
『それはこっちの台詞だっつーの!』
ふんっとそっぽ向いたと俺
サァァァッと心地よい風が吹き、チラリとの見ると目を閉じていた
そして長く綺麗な髪が風で靡く
花宮「好きだ…なんて…言えるわけねーだろ」
今更すぎる
クソッと悪態をついているとコツンと何かが当たった
花宮「なんだ…」
目を向けると静かに眠っていたの姿