第35章 最終章
高尾「明日に響かねーの?」
『響かないよー』
静かな声で言われカシュッとプルタプが開く
『水でも飲む?』
高尾「貰おうかな…」
頭痛ぇ…
ポイッと投げられたペットボトルのミネラルウォーターを慌ててキャッチする
『さすが』
高尾「だろ?」
のんびりとした会話
高尾「と話すのどんぐらいだっけ?」
『んー…どんぐらいだろ?国外通話って高いし…』
高尾「金持ちがよく言うぜ」
『倹約家なんですけど』
久しぶりの軽口に笑いが出る
変わってない
高尾「あれ?いつ服着替えたの?」
いつの間にかパーカーとジーパンというラフな格好になっていた