第35章 最終章
『目敏いねー?皆が寝た時に着替えたよ』
ボーッと酒を飲みながら外を見つめる
高尾「はぁ…いいなぁ。俺も結構飲める方だけどには敵わねぇわ」
『いやいや、張り合う必要なくね?』
長い髪を鬱陶しそうに掻き上げながらゴクゴクと飲む
『和也こそ寝なくていいの?明日朝早いよ?』
高尾「たまにはいいの!俺ももう少し話したいし」
『ふーん』
チラリと俺を見てすぐに窓の外を見る
何となく後ろから抱きしめる
『!?なっ…!』
高尾「シー…俺まだ酔っ払ってるからいいだろ?」
俺がそう言うとは小さく溜め息を吐いて、体重を預けてきた