第35章 最終章
青峰「願掛け?」
『戻ってこれるまでの願掛け…んで買い忘れはハサミ』
ハサミと聞いてオレの背筋はゾクリと冷たいものが伝った
赤司の事だ
青峰「なっ何に使うんだよ…?」
『ん?髪切るそれだけ』
真っ直ぐに見つめてくる瞳
あの恐怖を忘れたかのようだ
青峰「怖くねーのか?」
『怖いって何が?』
青峰「いや、その…」
オレが言い淀んでいるとは見透かした様に小さく笑う
『あぁ、征十郎の件か?あの事はもう水に流した』
青峰「は?」
『1発パンチ!あれで万事OK』
コイツ本当に頭のネジどっかぶっ飛んでんじゃねーのか?