第35章 最終章
『いったぁぁぁぁ!?』
頭を両手で抱え込みながらはオレを睨む
『いきなりはダメでしょ!しかも何でいきなり!?』
赤い目が涙目で睨む
青峰「!…その顔やめろ…」
『はぁ!?顔やめろって整形しろってか!?そんなに見るに耐えない顔か!?』
自分が上目遣いになってるなんて思ってないんだろう
青峰「そういう意味じゃねーよ…なんでお前はそういう…」
『…はぁ?一体何?』
髪をかきあげる仕草は綺麗だ
青峰「なぁ…なんで髪伸ばしたんだよ?」
『…?あぁ、これか?…願掛け』
サラサラとしたその髪を触る