第33章 少年と少女の過去~帝光中での出来事~
虹村「ほら、挨拶」
灰崎「うぃーす」
ボロボロの灰崎は小さく挨拶をした
全員「(灰崎…顔ひでぇ…)」
虹村「二軍の奴がゲーセンで遊んでるコイツを見つけてよぉ。風邪だって言う割には元気そうだから連れて来た」
全員「(だがもう虫の息だ…)」
全員の気持ちは一致した
『おわぁ!?おはよう祥悟って顔…!』
タオルを取りに戻ってきたは灰崎の顔を見て笑いを堪えながらも救急箱を取り出そうとする
虹村「あぁ、いい。コイツ不死身だから…な?」
灰崎「……ハイ」
『えぇー…虹村先輩殺るならもっと徹底的にしなくちゃいけないじゃないですか。私の面倒が増えるんですから。全くほら祥悟!そこお座り!』
全員「(1番敵に回したくない!しかも犬扱い…!)」
けど何だかんだ優しく手当てするに不覚にも全員がときめいた