第33章 少年と少女の過去~帝光中での出来事~
虹村「なっなんか悪いな…。やってもらえ」
椅子に座らせ手当てし終わると、コーチから声が掛かった
「午後のスターティングメンバーは赤司、緑間、紫原、青峰、灰崎だ。黒子は後半から出てもらう。いいな?」
黒子は静かに頷いた
31対33
帝光が勝っていた
『テツヤ』
黒子「大丈夫です」
そう言うとコートに入っていった
赤司「パスの速さを修正する必要がある」
黒子「え?」
赤司「一軍の動きは速い。二軍、三軍より1歩早く出さなければ間に合わない。要はタイミングの問題だ。それと影の薄さをコントロール出来て初めてミスディレクションは大きな力を発揮する。その為には感情を表に出さないこと」
そう言うと赤司はトンッと黒子の胸に人差し指で押す