第33章 少年と少女の過去~帝光中での出来事~
『は?マネージャー?』
「今男子バスケ部の三軍と二軍が大変でな…」
が下校しようとすると担任に勧められた
『いやいや!私はバスケがしたいんです!』
「ここには無いしなぁ…それに仮にあってもお前がいたら試合にならんだろ?」
『人をなんだと…』
「男子バスケ部で一軍になったんだろ?もうそれでいいじゃないか」
はまぁ確かにと頷きそうになるがブンブンと頭を振った
『…いやだから!』
「じゃあ言い換えるか。お前にバスケやる資格なんてない」
『……は?』
「そうだろ?1人でも勝てるなんかチームとして成り立たないじゃないか」
はギュッと手のひらに血が滲むくらい強く握った