第30章 灰崎登場
『…ん』
は持っていたバッシュを灰崎に返した
『貰うって言うのは冗談だよ!驚いた?ねぇねぇ』
ケラケラと笑うに灰崎は驚く
『まっ、バスケ辞めようが続けようがどっちでもいいけど…後悔すんなよ』
そう言って行こうとするを灰崎は再び追い詰めた
『んだよー…』
灰崎「そうだな、ならこうしようか」
俺がもし、今度バスケで涼太に勝てたらお前は俺のもんだ──…
『……は?』
灰崎「楽しみにしてろよ?」
灰崎はクセの親指を舐めて行ってしまった
『……自分勝手なやつだなぁ、相変わらず』
でも涼太が負けるはずない…とその目は強く訴えていた
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そうだ…残った奴らの方がな…
そしてあの約束も…
高く振り上げたバッシュを灰崎は捨てる事が出来なかった
『…バスケ辞めるのか?』
灰崎「……お前はいつもそうだな」