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バスケと男勝り少女

第29章 ウィンターカップ〜陽泉VS誠凛〜


私はとりあえず戻る

リコ「皆お疲れ!喜ぶのは一先ず後にして次が待ってるから出るわよ!」

日向「その試合で勝った方が明日の相手だ。このまま上あがるぞ」

その言葉に全員頷いた

日向「次は準決勝だ!」

私はふと上を見ると真太郎と征十郎が見えた

『見に来てたんだ』

ポツリと呟くと、二人と目があった

征十郎は何も言わずに微笑んで、真太郎は黙って見つめていた

黒子「セミファイナルで待ってます」

黄瀬「勿論っスよ」

──────

『大我、ちょっと良い?』

火神「ん?」

私はニッコリと微笑んだ

『私、今ムカついてるんだけど』

火神「何で!?何言ってんだ!試合勝ったじゃねーか!」

『問題はその後!辰也とあれで良かったの?』

そういうと大我は小さく唸る

火神「しょうがねーだろ?勝っても負けても兄弟辞める。そういう約束だったんだからよ」

『揃いも揃ってアホなの?寧ろバカ?』

ハァッと溜め息を付くと大我ははぁ!?と聞き返す

そんな大我に兄弟の証のリングを見せる

火神「あ…!これ捨てろって!」

『捨てるわけないでしょう?というか寧ろ私にはあの時捨てないでくれ!と言ってるようにしか聞こえなかったよ?』
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