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純粋少年とキラキラ王子

第2章 練習試合


咲風先輩に抱きつかれ一瞬、ドキっとしたが目の前の試合に集中しよう

「及川、アップは?」
「バッチリです!軽い捻挫でしたしね
途中で想來がおんぶしてくれたから及川さん、助かったなぁ」
「…おんぶするんじゃなかった」
「うぅ、酷い!ってあらあら、ピンチじゃないですかぁ
ま、この及川さんが来たからには1本取らないとね☆」

及川先輩が1年の子と交代しているが咲風先輩は考えるポーズをしてる
どっちみちこのセットを取らないと青城には勝てない
県内ベスト4、かつて所属していたとこのチームは強い
どうしたらいいんだ

「(うーん、松はわたりんと交代するでしょ?徹はくにみんと交代するが時々しげちゃんと交代したりツーセッターとして出る、ここは花かハジメと交代したほうがいいかな?
でもスタメンだし勇もブロック上手いからなぁ
ってあれ?オレが出るところないじゃん!)
先生!ベンチで勇と応援しまーす!」

元気に言う咲風先輩に勇と言われた子は呆れたような表情をしている
周りからはチャラいと言われてるみたいだけど咲風先輩はどのポジションでも全力で100%の力を出し切っている
すごく憧れるしいつかこの人にサーブしてほしいなぁ
憧れの視線を送っていると咲風先輩にウインクされ及川先輩がサーブを打つ

「いくら攻撃力が高くてもその攻撃まで繋げなきゃ意味ないんだよ?」
「徹、オレの大事な婿を狙ったら倍返ししてやるからな!」

及川先輩の打つジャンプサーブは強烈でなかなか取れない
月島君も悔しそうな表情で及川先輩を見ている

「全体的に後ろに下がったほうがいいな
月島は少しサイドラインに寄ればいい
来いよ、及川!」
「レシーブが苦手な5番君と6番君に守備を広めたんだ
でもさ、一人では全部守れないんだよね」
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