• テキストサイズ

純粋少年とキラキラ王子

第2章 練習試合


ベンチサイドにいるオレは徹の声に応える

「オレは花を命がけで守るに決まってるだろ!徹!
なぁ、勇!」
「及川さんと意味が違ってると思うんだけど
あっ、メガネ君が打ち返した」
「よくとれたね、えらーい!でもとりやすかったかな?
でもさ、こっちのチャンスボールなんだよね
ほら、美味しい美味しいチャンスボール
きっちり決めなよ、お前ら」

…徹が星をつけずに相手を褒めただと?
にしても花の唇、美味しそう
どんな味がするんだろう
勇が呆れたように視線を送ってくるが気にしないぜ☆

「一歩、一瞬!少しでも遅れればもう日向に追いつけるのは誰もいない
追いつけるのはボールだけ」

1年生2人の速攻が決まって烏野高校が勝利した
チームが負けたのは悔しいけど花が活躍してるところを見れたし結果はオーライだよね☆
練習試合が終わり徹どこに行ったかなぁと探しに行けば校門のとこで待ち伏せをしていた
オレも行こうと一歩踏み出せば周りの女からの視線を感じるが特に気にせず徹を観察する
気持ちは嬉しいけど女子を恋愛対象に見れないんだよなぁ、昔から
あっ、徹が烏野に挑発した!さすが大王様だな
そろそろ迎えに行かないと我らのオカン、ハジメに怒られるな
徹を巻き添えにすればいっか☆

「おい、徹!オレの可愛い婿の高校に迷惑かけるな!
ほら、学校に戻るぞ
うちの主将がすいません」
「いえ、大丈夫です、大丈夫!」

主将君、うちのハジメと同じくらい男前だなぁと思いながら徹を引っ張りその場をあとにした

/ 20ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp