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純粋少年とキラキラ王子

第3章 合同合宿


「あの、青城のOBですよね?
俺、1年の国見英です」
「おぉ、君が噂のくにみんかぁ
アイツがよく天然でクールな1年がいるって話してたんだよ
君はアイツの可愛い婿さんかな?」
『む、婿?』

突然の発言に頭が混乱していく
でも誰かに好かれたり愛されるのはすごく嬉しい
あまり意識しないように目の前にあるおにぎりを頬張る
あっ、おにぎり美味しい
ザッと見る限り手作りなのかな?

『このおにぎり、美味しいです』
「はは、そりゃよかった!君のそのおにぎり、アイツの手作りなんだ
他の人の分は俺が作ったんだけど君のだけは絶対作るって言ってな
愛されてるねぇ~」

俺のだけ手作り…嬉しい
国見君と日向君が微笑ましそうに俺を見てくる
頬が赤くなっていくのを感じながら咲風先輩に視線を向けると3年ズとお話していた

「オレの婿、可愛いすぎて辛いんだがどうしたらいい?クロ」
「さぁ?にしてもあの子も大変だよな
変態でチャラくてベタ惚れしてくる想來に好かれて
その性格、どうにかならないの?」
「いや、想來は小学生の頃からこんなんだから今更無理だな
むしろ前より酷くなっている」
「そういや、お前らは付き合ってたんだよな?
どんな感じだったんだよ」
「俺は文化祭で演劇してたんだけど演劇中に他校から乱入してきた想來に無理やり奪われ、散々だったわ」
「うーん、俺の時は女子として見られたわ
俺は男の娘じゃない」
「えーっ?あの時の花、女子みたいで可愛かったもん
絶対女装似合うよ☆」
「及川さんは何着てもイケメンだよ✩」
「✩つけるな、クソ川」
「…今日も平和だなぁ」

みんなで楽しくワイワイしながら休憩をし午後からまた練習が始まった
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