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純粋少年とキラキラ王子

第3章 合同合宿


「ふぉー、デカい!広い!
そして隣には清子さん!最高だな、龍」
「そうすね、ノヤっさん!」
『2人とも元気だね』

ノヤと龍君、テンション高いなぁ
日向君もキラキラした目で建物を見ている
目の前には大きく「咲風荘」と書かれている看板がある
あっ、隣に体育館がある
ホテルとも言えそうな建物に咲風先輩と金田一君以外ポカーンとしている

「ほ、ホテル?なのか?」
「いやいや、どう見ても合宿所でしょ☆
いや~、うちのとこの別荘?みたいなんだけど来たのは初めてなんだよね
そして可愛い婿とのマイ別荘になる予定☆っていったぁ!
バレーボール当てたの誰?
なんで持ってるの?」
「金田一にボール当ててもいいと言われたので」
「うぅ、いいもん!花に慰めてもらうもん」

俺に抱きついてくる咲風先輩の頭を優しく撫でる
毛先がフワフワしててニコニコ微笑んでいる
笑顔が可愛い人だなぁ。ついこちらも笑顔になる
スガさんがそろそろ中入るべ?と言われたので咲風荘に入る

『うわぁ、お洒落!キラキラだぁ』
「…ホント、チャラいな
容姿や性格だけでなく別荘もチャラいとは」
「容姿や性格と言ったら徹もだよ?
なんでオレだけ扱い酷いの?」
「それはな…想來だからだろ」

グスンと泣き始めた咲風先輩にアワアワとなってしまう
どうしようかと思ってると誰かからポンと肩を叩かれた
振り向くとトサカ厨二病の黒尾さんだった

「ちょ、トサカ厨二病って何?」
『えっ?研磨君に教わったんですけど…違いました?』
「あれ~?クロじゃないですかぁ
オレの可愛い婿をいじめないでくれます?
オレの婿は可愛くてかっこいいんですよ♡
性格はハジメの男前、花・松の色気、勇の純粋さ、くにみんの天然を合わせた感じでそれはもう、王子様なんだよ?」
「よく噛まずに言えたな、想來君よ?
相変わらず好きな奴への溺愛度がすごいな
後ろにいる青城の奴らも若干照れてるぞ?
眉間に皺寄せてる奴もいるけど」

パッと振り向くと岩泉先輩以外若干頬が赤くなってるような気がする




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