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純粋少年とキラキラ王子

第3章 合同合宿


~松川side~

「おーい?想來、着いたぞ
いつまで寝てんだ!起きろ!」

只今、想來は飴を食べながら寝ています
すごいことしてるな?喉詰まらないの?
当の主催者がそんなんでどうすんの?
とかいいつつ、コイツの面倒を見てやる俺も俺だよな
花巻もなんだかんだ言って面倒を見てるしな
金田一も大変だな、こんな従兄弟を持って
でも真剣に人を愛するから嫌いになれないんだよな
だがいつまでもこうしてるわけにもいかない

「ん…松?」
「ほら、着いたから降りろ
愛しの王子様も先に降りたぞ」
「オレの可愛い婿ぉ♡待ってろよ
キラキラ王子様が迎えに行くよ~」

俺より先に降り猛ダッシュで花君のとこへ向かうアイツ
ホント、好きな子への溺愛度が激しいよな
今となってはなんでアイツと付き合ってたのかわからない
俺の初恋を奪ったアイツに…
でも俺もアイツみたいに誰かを愛し、愛されたい
自分でも誰を気になってるかはわかってる
相手が誰を考えてるのかもわかってる
でもやっぱり今はこのままの状態でいいんだ
たくさん笑って、泣いて、感動して、時には喧嘩もしたり励ましあったり、共に成長し共に生きて
伝えるのが怖いから今は言えないけどいつか自分の気持ちを伝えるから
その時はアイツを考えず俺だけのことを考え、愛して欲しい
そしていつかは幸せにしてやるから
だから…その時は俺の気持ちに応えてくれ






花巻
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