第1章 その壱〈豊臣秀吉/艶有〉
秀吉の温かい舌が、の蜜壺の中をヌルヌルと犯していく。
その、あまりの気持ち良さに、の躰がビクンビクンと何度も仰け反った。
もう何も考えられない。
快感の渦に飲まれて、どうにかなってしまいそうだと思った。
躰の力が抜け、ただただ流されていく。
荒い息遣いと、甘い声、そしてぐちゅぐちゅと卑猥な水音だけが深い夜の中に響いていた。
・・・・・・・・・
・・・
どれだけの時が経ったのか。
秀吉の濃厚な愛撫はずっと続いていて、は抵抗する気力も無くなっていた。
躰の奥が、今まで一度も味わった事が無いくらい、苦しく疼いている。
「秀吉、さん……」
「んー?……どうした?」
「も、耐えられな…」
「?」
「中に……きてっ……指でも、いいから」
「……っ」
のあまりの艶めかしさに、秀吉はゴクリと生唾を飲んだ。
自分の事を、が欲してくれている。
そう思うと堪らなかった。
仕向けたのは秀吉自身だが、それでも堪らなく嬉しい。
(今のは、俺だけ見てる。俺の事だけを――……)
秀吉はバサバサと己の着物を脱ぎ捨て、既にガチガチになっているソレを、の秘部に宛がった。
グッと硬いものが当たり、ドキっとすると共に、期待してしまう。
更なる快感を――……
「挿れるぞ。…痛かったら言えよ?」
「お願い…っ……我慢、できな……!」
「煽るなよ。ゆっくり、少しずつ……」
「あっ…あぁっ!もっと、奥っ…」
「だーめーだ。の事、じっくり味わいたい」
「やぁああんっ」
「っ…!こら、そんなに…締め付けるなっ……!力抜け、っ」