第8章 その肆〈信長ルート/艶有〉
(私が好きなのは秀吉さんの筈なのに、どうしてこんなにドキドキしてるの?お願い、早く……早く治まって……!)
信長に聞こえてしまうのではないかと、不安になるくらい、の鼓動は高鳴り続けていて……
自分が引き止めてしまったのに、今は信長に、早く天主から出て行って欲しいと強く願った。
けれど―――……
信長は踵を返し、再びとの距離を詰めた。
はやや焦りながら、じりっと後退りして、口を開く。
「あ、の……引き止めて、すいませんでした。もう仕事に……」
仕事に戻って下さい、そう言おうとしたが、言えなかった。
また、唇を奪われてしまったから――……
「んっ……!ふ……ぁ……」
先程外された帯を、まだ直していなかった為、容易く着物を肌蹴させられる。
そして、直に肌を撫でられて、ビクンと躰が反応した。
「んぅ!……っ!」
唇を塞いだまま、信長の手がの股の間に滑り、柔らかな秘部を優しく擦りあげていく。
はビクビクと躰を震わせ、必死に信長の手を止めようとするが、力が入らず、されるがままに気持ち良くさせられてしまう。