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イケメン戦国 抗えない熱◆R18

第1章 その壱〈豊臣秀吉/艶有〉




の声が、水音が、激しさを増し……
絶頂が近いのだと悟った。

こんなのダメだ、そう思うのに、秀吉の足は床に縫い止められたかのように動かない。

男としての欲望が昂る。

の、最高に甘い声音を聴きたい。

触れてもいないのに、躰がゾクゾクして、ドクンドクンと鼓動が高鳴る。


秀吉の存在に気付いていない、もまた――……鼓動を高鳴らせていた。

気持ちが良くて、指が止まらない。
もっともっと欲しい。
快感で何も考えられないは、欲望のままに、甘い声を重ねた。


「気持ちイイっ……あ…んんっ」

「っ…………!!」

「も、だめ……ぇ…っ!」


淫らに乱れるに、秀吉はもう限界だった。

今なら、挿れただけで、触れただけで、達してしまうかもしれない。

そう思った。


もう、イッてしまう……そうが思ったその時。
ついに秀吉が、に声をかけた。
…なるべく平静を装って。


「、夜分にすまない。起きてるか?」

「……っ!秀吉、さん?……あっ」


思わず返事を返してしまって気付く。
今の自分の姿は、とても見せられるものじゃない。
褥から起き上がり、急いで乱れた夜着を正す。


「入っていいか?」

「ま、待って!ちょっとだけ……」

「入るぞー」

「っ……!」


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