第1章 その壱〈豊臣秀吉/艶有〉
「あっあっあぁっ!!らめぇっ!もう、イクっ……イッちゃうよぉっ…!!」
「煽ったのはお前だろ…っ!」
「ひゃあぁあああんっ!!」
「…っ!まだまだ…止めないからな……っ!!」
「だめぇっ…!止まっ……!やぁあああんっ!!」
は絶頂を迎え、ビクンッと躰を大きく仰け反らせた。
けれど、秀吉は激しく突き続ける。
達したばかりの躰は、より一層敏感になり、またすぐに身体中を甘く痺れる快感が支配した。
そして、は何度も何度も絶頂を迎えてしまう。
が達する度に、秀吉も快感で顔を歪ませた。
本当は自分も我慢の限界で、なのに必死に我慢しているのだ。
少しでも長く長く、を感じていたくて――……
「も、無理だよぉ…っ!また、イッちゃ……っ!!ひあぁっ!!!」
「っ!!…流石に、俺ももう…限界、だ……っ!」
「…っ?!」
秀吉は限界だと告げ、グッとの頭を押さえて、熱い口付けをした。
突然の事に、瞳を見開く。
しかし、すぐに視界がぼやけてきた。
幾度も角度を変え、貪るように、深く口付けされて、何も考えられない。
濃厚で、ほんのり甘い――……
舌を絡められ、息も絶え絶えに、潤んだ瞳から涙が零れ落ちる。
そんな口付けを交わしながら、の、最奥のイイところを的確に突き続け……
2人一緒に、大きな快感の渦に飲みこまれて行った。
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