第34章 すれ違い
純粋
「そだね………
例えば、僕がちゃんを抱きました💚すると、
僕の小指から赤い糸が勝手に出てきて、ちゃんの小指に巻きつく💚
そうすると…あら不思議💚僕のエネルギーが24時間365日…僕が死ぬまで半永久的にちゃんに流れ込み続ける💚💚
そうすると、妖力によって人間の身体は老ける事なく不老不死で居られるってわけ💚おわかり?💚」
「でも…それなら…
なんで雫ちゃんは…ゾンビのように……」
師詠
「だからソレ始めに言ってるぅ〜💚
純粋な妖怪じゃない…半端な妖怪は妖力も純粋じゃないから、
常に妖力を人間に注入していたとしても完成形では保てないんだよ💚
きっとちゃんのお友達が縁を結んだ妖怪は、半端者だったんだね……可哀想に…」
「……そうだったんだ……
でも…ちょっと待ってください!!
それなら黒さんもそうだけど、師詠さんは色々な女性と縁を結んでいるって事ですよね!!?」