第34章 すれ違い
ふと…思い出した…
思考停止寸前だけど思い出した…
「ッ……」
師詠さんは長襦袢越しの私の身体に触れ始める。
(悪くないッ…///悪くないけど…抱かれたら…ゾンビになって……!!)
「ンッ……やめっ!…師詠さん、やめてッ!!」
師詠
「え…?💚」
私は胸元を抑えながら上半身を起き上がらせる。
「駄目です!!…わたし妖怪と交わるとゾンビになってしまうから!」
師詠
「え!?( ;´Д`)ノ」
「……ゾンビにッ………」
師詠
「…そっか、君は今日…
あの場で死んで逝った人間とは違うタイプの人間なんだね…💚」
「……違うタイプ?」
師詠さんは、興奮した私の頬を撫でる。
師詠
「…中途半端な妖怪と縁を結んだら…ゾンビになるのは必須💚💚
でもね、例えば…純粋な妖怪の僕やクロウ…黒くんと縁を結んだら、
君はゾンビにはならずに…
そう、ちゃんとした人間のまま不老不死で居られるんだよ💚」
「あの…えと……よく仕組みが分からないんですけど…
交わると縁が繋がるって、どう言う事なんですか??」