第1章 自殺
「やれやれ……」
"パチンッ"
クロウさんが指パッチンをした瞬間に…
その臭気と死体が一瞬にして跡形もなく消えた。
「!!?」
「アンタに今見せたのは…この木の記憶ね……」
「記憶?」
「…まぁ、記憶と言うより……この木のトラウマだね…」
そう言うと、
地面に座り込んいる私を抱き上げてくれた。
「……」
「これ…見てみな…」
「(´⊙ω⊙`)!」
そう言うとクロウさんは私を抱き上げたまま宙に浮き…
(わっ…(´⊙口⊙;`))
さっき誰かが首を吊っていた木の枝を見せてくれた。
「あ……」