第22章 素敵な縁談
"トントン"
これからの事を話そうとした時、
玄関の扉が叩かれた。
「梅雨さんじゃないですか?」
黒
「マジかよ!めんどくせーな!
どれどれ茶菓子は……
目玉ケーキとか目玉クッキーとかねぇのかよ!切らしてやがる!!
んだよ!なんで買っておかねぇーんだよ!!
マジでないわ!!居候の癖に気が利かねぇーな!」
嬉しいのか口数が妙に多くなる黒さん。
「ッ(๑•ૅㅁ•๑)!!」
殺意が沸々と込み上げてくるが、
これでもし殺ってしまったら"おじいちゃん狼を殺した誰かさん"と一緒になるから、
私はグッと握り拳をつくり我慢する。
(今夜は…料理失敗してやる…玉ねぎ沢山入れてやるんだから!!バカ!)