• テキストサイズ

GLORIA.

第18章 庭の柿の木の下の秘密





"ゴシゴシッ…ゴシゴシ"







2人でゴシゴシ洗っていると、


つい私は変な事を考える…








(そーいや、黒さんのお婆さんが亡くなったって言ってたけど…

なんで亡くなってしまったのかなぁ…

仮にも妖怪だし…不死身のイメージしかないから…死因気になるな………)












「黒さん…あのぉ……」










「なんだ?」










黒さんは手を止め私を見る。












「あの……とっても失礼な質問しちゃいますけど……

その人間からすると妖怪は不死身っていうイメージなんですけど…

お祖母様は何故、亡くなられたんでしょうか?」









(お爺ちゃんは黒さんが殺…殺したから死因はハッキリしてるけど…)













「あー、婆ちゃんの死因?

あー、なんだっけなぁ…なんだったかなぁ……

悪りぃ…2年も前の事、覚えてねぇーや。」










黒さんの洗濯物を握る手が若干震えている。











(コイツ!まさか!!お婆ちゃんまで!!(๑•ૅㅁ•๑))











一瞬にして確信に近づいた感じだ。










落ちつかない視線…震える手……










(おかしい…)









/ 1287ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp