第4章 眠っていた記憶
国木田side
_武装探偵社はまだ昼間だと言うのに、しんと静まり返っている。
先程、息を切らした敦と乱歩さんが社に戻ってきた。そして、敦の第一声が…
「茜さんが!!茜さんが、ポートマフィアに連れ去られました!!」。
ざわつく社内。ナオミや鏡花は、時が止まったように目を見開いて黙り込んでいる。
鏡花「…!」
鏡花が、懐のバレッタを取り出し、ぎゅうと握りしめた。
強く鋭い目つきをした太宰が呟く。
太宰「やはり、あの名前…。」
その言葉の真意を聞こうとした、その時。
ガチャ、と音をたて、オフィスの扉が開いた。
福沢「茜君が連れ去られたとは、本当か?」
国木田「はい…!」
福沢「乱歩。」
乱歩「解ってる…。」
こんなに鋭い目をした乱歩さんを俺は今まで見たことがない。
プルルルルルルルル!!!!