第5章 アナタまでの距離＊国見英

お風呂から上がり部屋に戻ると
ベットに背を預けすやすや眠っている


彼シャツ着てベットに凭れてうたた寝....
俺、無害だと思われてるのか?


『......英』


「なんですか?」


名前を呼ばれしゃがんで顔を覗き無んでみるが
まだすやすやと眠っていた


「寝言...葉月ここで寝てると風邪ひくよ」


『ん～さむい...』


手を首に巻き付けギュッと抱き着き
すりっと頬を擦りよせてきた


ほのかに香る石鹸の匂いと
自分と同じシャンプーの香りにくらくらする
白い首筋に誘われる様に唇を近づけ吸い付いた


『あぁ...ん』


「ねえそんな可愛い声出して
襲って欲しいの?」


『...あきらぁ』


チュッチュッとリップ音をたてて
首筋に跡を付けていく


『...んんっ』


服の上から二つの膨らみに触れると
ピクッと肩が跳ねる
スルッと服の裾から手を差し込み
腹部からゆっくり指を滑らせていき
やわやわと膨らみを揉むと
頂きがぷくっと上を向くキュッと摘み上げた


『ひゃぁ!』


「起きないと最後までヤッちゃうよ?」


『あっ、あきらぁ......すきっ』


うっすらと涙を浮かべた瞳
漂う妖艶な色香に理性はぶっ飛んだ
貪るよう深く深く口付けを落とす


『んんっ!』


「俺も、俺も葉月が好き」


服を捲りあげるとほのかに赤みをさした肌
一つの膨らみを口に含み頂に吸い付いた


『あっ、ゃ』


片手で胸を撫でもう片方の手が茂みを掻き分け
秘部へと差し込まれた


『あ、ああ...っ』


クチュッと厭らしい音が部屋に響いた


「葉月を俺にちょうだい」


『だめ...かわりに
あきらを...わたしに、ちょうだい?』


「はい、喜んで」


アナタまでの距離は今日でゼロになりました








アナタまでの距離＊国見英　　　　　End